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2007年1月28日 (日)

蝋梅

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我が家の庭で、一ヶ月ほど咲いていた蝋梅も、色褪せ、花を落とし始めた。

この冬は、芳しい香りを漂わせて、透き通った黄色の可憐な花が、いっぱい咲いた。枝を折って一輪挿しに生けたり、私の大好きな樹である。まだ苗木を植えて3年目なので、それほどに大きく育ってはいないが。

これが咲き初めの頃、しばらくは気が付かなかった。通常だと、この樹は葉をすっかり落としてから、蕾がふくらみ、満開の花が咲くのであるが、葉がほとんど落ちないまま花が咲いてしまったからである。私は葉っぱをせっせと落としてやった。

このことは、ほかでもいくつか聞いた。なんだかおかしいと。

なかなかやって来ない冬に、葉を落とすという準備が整わないまま、次の段階に進んでしまった、ということなのだろう。

冬には冬の厳しい寒さがあって、日本の四季の美しさがあると思う。その味わいが次第に、薄れていくような気がしてならない。

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