父の七回忌
父の七回忌で、岡山へ行ってきた。父の死からこのかた、親戚一同が寄り集まる機会を重ねるごとに、それまで疎遠だった従兄弟たちとも随分、親しくなったような気がする。
不幸が始まりとはいえ、親戚同士の結びつきを固め直すことになる、法事というものは、昔の人の深い知恵から生まれた行事なのだなと思う。
今は遠方から来る人も多いので、四十九日の法要は、お葬式の日の夜に行い、以後は、1年後の二回忌、2年後の三回忌、その4年後の七回忌、次回はさらに6年後の十三回忌を行う。その後は三十三回忌、五十回忌とあるようだが、故人が早世し、特に縁が濃い身内が取り仕切れる場合などを除いては、通常はやらないようだ。
この次第に間隔をあけながら、故人を偲ぶというありかたは絶妙のタイミングと言える。
今回は、弟宅が会場だったが、3回目の七回忌ともなれば、すべて万端、手抜かりなく、料理屋さんのお料理にいたるまで、心配りは十分だった。
嫁いだ娘の私としては、中間的な立場であるが、列席された人達が、和やかな雰囲気の中で食事をし、お料理に満足し、一族として心を開いた話をしながら、心地よいときを過ごせたことを喜んでいる。
(ちょっと食べかけて気づいたので、失礼。ふたと不織布の風呂敷が用意されていて、残りはこのまま持ち帰りできました。)
| 固定リンク
最近のコメント