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2007年2月 2日 (金)

食品添加物の怖さ

”食品の裏側”という本を読んだ。主人がネット販売で注文したもの。帯に「知れば怖くて食べられない」と書かれていて、食品添加物に対して警告を発している。

著者は、食品添加物の元トップセールスマンだった安部 司さん。添加物のすべてを知り尽くした専門家が、危険性を訴えている。かつて、自身がそれを広めることを商売としていたことに、贖罪の気持ちが大きいからであろう。

ラーメンスープが、添加物しだいで、とんこつスープの味になったり、醤油味になったり、まさに人の健康はそっちのけ、舌に取り入るだけの商品を作り続けている。

折りしも、この本が生活クラブの情報誌「生活と自治」にも紹介されていた。70万部を超えるベストセラーとなっているそうだ。

これを読んだら、食品を買うときの目が違ってくる。特に大量に食品添加物が使われているのは、加工食品であるが、しょうゆなどの調味料にも使われている場合も多いそうだから、常に、裏面のラベルの表示を注意して見る必要がある。

食べ物は、人間の心と体を形作る基本的なものである。みんなが食べているものだから大丈夫、というものではない。生産する側において、「自分のところで作っている食品は食べない」と言い切る人も、いっぱいいるということである。

家族の健康をあずかる主婦は、値段との折り合いをつけながら、出来るだけ、添加物の、危険性が低いもの、種類が多く含まれていないものを選んで買わなければならない。

どんな添加物が毒性が高いか、分類表も載っている。読みやすいので多くの人が読んでくれたらとおもう。

求める側が変わっていけば、作る側もそれに応えて、変わっていくはずだから、まずは消費者が、厳しい目を向けなければならない。

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