幼友達
埼玉県に住んでいる幼友達の家を訪ねた。毎年お互いの家を訪ね合うことになって、3回目。自然に足が運んでくれるだろう、くらいの気持ちで家を出た。
ところが、新宿から、何線に乗ったか、思い出さない。駅員さんに尋ねさえすれば、最短のコースを教えてくれるに違いない、と思っていたのだが。駅員さんも、隣の県の私鉄の駅など知らない。
結局、大回りして辿り着いた。友達からは、遠回りした分、ダブリ分、乗り換え分など合わせて、22分のロスがあった、と有難い指摘を受けた。今度は、しっかり頭に叩き込んでおこう。
幼友達とは、共有している歴史が長いから、話すことがいっぱいある。お互いの家族、友人の消息、その後は最近の事件について、テレビ番組や、俳優の話題など果てしない。すべて無駄ではないのだ。
話そうとして名前が思い出せなかったりしても、しゃべること自体が脳細胞を刺激し、活性化させられるのだから。なにより楽しい。
そして、共通の意見は、金持ちは世界の貧しい人達に寄付すべきであるということ。有り余る財産をすべて自分の贅沢だけに使っている人達に対して、社会から得たものは社会に還元すべきであると言い合っている。犬の遠吠えではあるが。
こうして同じ価値観を持っている人と言いたい放題、遠慮憚りなくおしゃべりした後は、精神的にさわやかである。
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