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2007年3月 4日 (日)

お雛まつり

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二男は自分の娘が生まれてから、出来るだけ伝統的な家庭でのしきたりをきちんとこなそうとしている。

生まれてひと月のお宮参り、3ヶ月ごろのお食い初め、1年目の誕生日、そして、初節句。すべて正当なやり方で。嫁がそのように育てられたからのようだ。

私は自分自身がいい加減に育てられたせいか、子供たちには大分省略してきた。今になって二男にすこし恨みがましく言われたりするのだが。

だけど女の子には、お雛祭りだけはちゃんとしてあげるべきだと思っている。

幼い頃、雛壇の飾られた部屋で、ちょっとお姫様気分で、雛あられを食べたりしていたときの、華やいだ雰囲気を思い出す。昔は七段飾りが普通だった。それに市松人形なども横に並べ、部屋全体が独特の空気に包まれているような気がしたものだ。

それで、三月三日にはからちゃんの初節句のお祝いに、嫁のご両親と私たちが招かれた。

内裏雛と三人官女の雛壇に、嫁のお母さんの手作りのつるし雛や桃の花が加わって豪華。

和布で作られた動物やものが、どっしりと吊るされたつるし雛は、孫への”丈夫に育ってほしいとの願いが込められている。からちゃんの一生の宝物となるだろう。

このように、みんなでまつりを祝う場をつくってくれた、息子夫婦の気持ちが嬉しい。

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