「千の風になって」
昨年末のNHKの紅白歌合戦で、”こんなに素晴らしい歌があるなんて”と、感動に胸が打ちふるえた。秋川雅史の「千の風になって」。
長い長い紅白の時間をとてもじっと聞いてはおれないのだけど、後半どころで、たまたまチャンネルを合わせたとき、朗々と正統的なスタイルで歌っている、秋川雅史に出会った。
もうこれだけで、紅白歌合戦という番組の価値あり、と思ってしまう。クラシック歌手の歌うポピュラーな曲をお茶の間に届けてもらえる機会は少ない。
以来、忘れられずにいたのだが、折良く、生活クラブの注文にあった『威風堂々』のタイトルのCDに収められていた。
「千の風になって」はアメリカの9.11テロの追悼式で少女が朗読していた。作曲・日本語訳は新井 満。聞きながら涙が出てしまう歌だが悲しい歌ではない。”力強く生きよ”と諭し、励ます歌である。
身近な人を亡くした人たちの悲しい心を慰め、癒し、和ませてくれる。
他には、「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」や「いい日旅立ち」などの名曲が入っている。歌の力は大きい。こんな感動を味わえる人生は素晴らしいと思えたり、沸々と勇気が湧いてくる気がする。
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