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2007年6月 4日 (月)

ヒナの捜索

Rimg0254 朝、ヒナが水っぽいものをいっぱい吐いた。注射をするようになって、吐くのは止まっていたのだが。それからヒナは何も食べずに台所の窓際にずっと寝そべっていた。

3時頃に主人が外出先から帰ってきて、「今日は早めに注射をしてやろう」と準備した。

そして、ヒナを連れて来ようとしたら、いない!いつからだ!それから2人で家中を捜索。押入、戸棚、ベランダの下の屋根。「ヒナ、ヒナ」と大声で呼びながら。

もうこれだけ探したのだから、家の中には居ない。主人が「死期を悟って家を出て行ったのではないか?その気になれば2階の屋根からでも飛び降りられる」とまで言い出した。

実際、隣地は1メートルほど高くなっており、うちの猫たちはこれまで一度も降りたことはないのだが、外から野良猫に侵入されたことは何度かある。

今度は外だ。家の周りから探し始めた。私は、”ヒナは臆病だから遠くには、よう行かないだろうから縁の下とか家のそばの路地とか狭い場所に隠れているのではないか”と考えた。

そして外から家を見ると、台所の出窓の防火ガラスに白っぽい耳のような形が見えるではないか!カーテンの陰にかくれて。

あれだけ30分ほども1階、2階、家から外に向かっても、「ヒナ、ヒナ」と呼び続けたのに、すぐそばに居たとは!いつもはニャンニャンとよく声を発する猫なのに、このしらじらしいこと!これが猫なのだ。

でも居てくれてよかった。”死場所を求めて家出”など、考えただけで胸がつまる。

ヒナは自分を探して大騒動していたなんてどこ吹く風とばかりに寝ていた。気分が悪いあいだ構われたくなかったのだろう。カーテンの陰に身を隠して。吐くのも止まった。賢いものだ。

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