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2007年8月18日 (土)

ヒナの災難

突然、家の前の公園で猫が喧嘩する声が聞こえた。ガラス戸から見ると、この辺りを縄張りにしているオス猫が後ろを振り向きながら、逃げて行くところだった。

「相手はうちの猫ではないだろうな」と言ったら、主人は「うちは全部閉まっている」という。念のためにガラス戸を見ると、真ん中が10㎝程空いている。猫が出た跡だ。

公園に飛び出してみると、オス猫を追っ払ったあとのルナが居た。すぐに捕まえて家に入れたが、ヒナはどうした。ヒナは毎日の注射の甲斐あって、最近は普通に動けるようになった。

いつもルナの先導で出て行くのだが、気付かず家の中に居るのか、外へ出たのか。家の中、公園の隅っこ、と主人とヒナの名を呼びながら捜索。

主人の「遠くへ逃げたら、家にはよう帰らないだろう」という言葉に、このまま迷子になって野垂れ死にしてしまうのか!と不安が襲う。

もう待つより仕方がない。30分程経った頃、ルナが外の何かを聞きつけて動いた。外を見るとヒナが垣根を越えて戻ってくるところだった。戸を開けてやると、家に飛び込んだ。

口を開けている。あくびはよくするが口を開けっぱなしにしているのは初めて見た。苦しいからなのか。

濡れタオルで体を拭いてやると、ひどく汚れていた。よその家の縁の下へでも潜り込んで、完全に危険が去ったと思えるまで、じっと身を潜めていたのだろう。

かわいそうに、臆病者のヒナ。病気の身でありながらこんな目に会って。でもすぐに元気を取り戻して良かった。

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