ピアノの練習
最近は毎日、ピアノの練習に時間をかけている。私は何年このかた曲は次々弾いても、技術的には進歩しているとは思えなかった。だから、そこそこ練習しない日があってもマイペースでやってきた。
ところが今回、私にとって格段に難しい曲に挑戦することになった。念願のショパンのノクターン。先生は私が弾けるかどうか危ぶみながら与えて下さった。
まず暗譜しないことには、譜面を見ながら弾くのではあまりにたどたどしく、鍵盤をなぞるようだ。
この暗譜が苦労するところ。年と共に、覚えることの困難と、忘れることの速さは日々実感している。
こんな時あたかも脳トレで有名な川島教授の話が新聞に載っていた。”楽器と脳活動の関係を計測したら、習いたての人は活性化するが、先生クラスの人が暗譜で演奏するとあまり活性化しない”と。
私はいつまでたっても習いたてと同じ。覚えの悪さに何とか打ち勝たんとし、ぎこちない指の動きを少しでもなめらかに弾き慣らしたいと努力しているわけだから、ほかならぬ脳の活性化に役立ってくれているかな、などと思っている。
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