秋野不矩美術館
主人と愛知県新城市の鳳来寺に1泊旅行をした。
鳳来寺山は1300年前に開山された霊山で、鳳来寺本堂の近くに東照宮がある。徳川家康の両親、松平広忠と於大の方が鳳来寺の峯薬師如来に子授けを祈願し、家康を授かったことから江戸時代に東照宮が建築され、日光、久能山とともに三東照宮と呼ばれている。
1425段の階段を1時間足らず、普段鍛えているとはいえない私の足だが、登り終えて、”まだ私の足、衰えていない”とすこし自信をもてたのがうれしい。翌日は筋肉痛かと思いきや、これもなかった。
帰りに静岡県浜松市の秋野不矩美術館に行った。かつて見たガンジス川を水牛の群れが泳ぎ渡る絵が印象に残っていて、一度訪れたいと思っていた。
地元の天竜杉を使った外観は素晴らしい。内部の漆喰の壁は画風とも調和して美しい。どこにもない建造物である。特に画伯がこだわったという床は、座って絵を鑑賞できるようにと藤ござが敷かれてあったり、冷たくない大理石の床であったり、画伯と建築家の思い入れが十分に伝わる。
建物も絵も実際に見ることができてよかった。
美術館で、秋野不矩の絵のセルロイドの葉書ファイルと絵葉書を買った。この200円の福音館の「きんいろのしか」の絵本原画の葉書ファイルが気に入っている。
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