ロートレック展
私は、絵はわかるというようなレベルのものではないが、ただ昔から、ロートレックの絵だけは心惹かれた。主人と六本木のサントリー美術館へロートレック展を見に行った。
当時の映像が数カ所で放映されていたり、人物画の側に実際の写真が掲げられてあったりして、対比して見る楽しさがあった。
顔の表情や体の強調された描き方は、当時のパリの歓楽街の踊り子たちを内面的にとらえていて、画家自身の思い入れが絵から伝わるようだった。
絵の鑑賞は2時間。それ以上は疲れてしまう。
その後は、同じビルの食堂で食事をすることに。
「”平田牧場”?・・生活クラブが提携している、いつも食べてる豚肉かしら・・・」。
『豚肉の味噌漬けどんぶり』を注文した。食べるとやっぱり、2~3日前食べたのと同じ味だった。
どんぶりご飯の上にフライパンで焼いた味噌漬け豚をのせて、生ネギを薄く斜め切りにしたのと、しょうがの甘酢漬けがたっぷりのせてあった。とてもおいしかった。
こんな食べ方もあるんだ、と新しい食べ方を教えてもらった。
美術館に入る前、エレベーターの中で出会った、主人の元の会社の同僚の方ご夫妻は、この後、同じ六本木にある国立新美術館へ、横山大観展を観に行くと言われていた。
大観もいいかもしれないが、ロートレックの世界を楽しんだあとに、大観じゃ、パリのモンマルトル、ムーランルージュへの余情がかき消されてしまう。
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