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2008年11月24日 (月)

猫の災難

家をリフォームしていた間、猫たちには災難だった。

いつでも、家に人が来るとなると、真っ先に二階のベランダに出られるように木枠で作った猫用出入り口を遮断しなければならない。

もし忘れていたら、人の気配がするやいなや、猫たちはベランダに出て、冷たい屋根の上で来客が帰ったと確信するまで、潜んでいるのである。

一週間、毎朝猫たちを一部屋に閉じこめていた。一階を工事しているときは二階の部屋に。二階をするようになったら一階の部屋に移動させた。

お水と食料、トイレの一式を部屋に入れておく。

黒猫ルナは1、2回ぐらいは食べているようだし、トイレも1回ぐらいいっているようだ。

ヒナのほうは、一切、飲まず食わずでひたすら、寝床に潜り込んでいる。

どうしてルナだけ食べて、ルナだけトイレにいっているとわかるかというと、病気のヒナが食べるのは高級ドライフードで、ルナは高齢猫用の普通食だから。なぜだか、好みがそうなっているのか、ちゃんと食べ分けている。

トイレの方は、ルナは真ん中に少量のオシッコをするが、ヒナは端っこに大量のオシッコをするので、どっちのモノか判然としている。

ストレスが溜まりはしないか、病気にならないかと、心配だったが、ルナもヒナも一週間の引きこもりの後でも、まったく変わりなかったので、大安心だった。

動物というものは、非常事態に陥ったとき、びっくりするほど、適応能力を発揮するものなのだなと感心している。

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