« 沢庵漬け | トップページ | 白菜とサーモンのはさみ漬け »

2009年1月25日 (日)

腱板断裂

私が毎朝やっている体操は、自彊術(じきょうじゅつ)という体操である。

3年間、カルチャー教室に通ったが、いつまでも高い月謝を払うのがもったいなくなってやめた。

ヨガほど難しくはないので、一応の型を習得したあとは、自分流にストレッチと思ってやっている。

私は、もともと体が硬くて、学生時代、体操をしても、屈伸運動などはみんなと同じようには曲げられなくて飛び出ていた。

ところが、50才を過ぎた頃から、体操を習慣づけるようになって、意識して出来るだけ曲げようとしているうちに、段々柔軟になってきた。

昨年までやっていた公民館の体操教室の仲間からは、すごいだの、柔らかいですね、、、などと、よく言われるようにもなっていた。

そんなことで、やればやるだけ体は動くようになる、と信じていた。

半年ほど前、右肘を左手で持って、左後ろに引っぱる動作をしたとき、「プチッ」と腱が切れたような気がした。

それからは、右手を後ろに回すと、痛みを感じるようになった。

痛むところまで腕をもっていかねばいいのだが、そういうわけにはいかない。

腕が後ろに回せなくなると、着物が着られなくなる、、、年と共に可動範囲が狭くなっていくのはいやだ。休むことは出来ない。

これは腱板断裂によるものだとわかっている。

腱板断裂は、50代以降に発症することが多く、肩と腕をつなぎ関節を動かす腱板が、長い間使い続けることで弱くなり、ちょっとした動作によって切れることで起きる。

6、7年前、主人と、同じ年齢のわたしの兄が発症し、二人とも同じ時期に手術した。

主人は、肩の深い所で、3本切れていたので、相当痛かったようだ。

ゴルフも原因だったと思うが、手術してからも3年間くらいは痛みがとれず、ゴルフが出来なかった。

歳をとることで、どんな落とし穴が潜んでいるかわからない。

これからは、闇雲に体を鍛えるのは無理だと知った。

だけど、これから先、いつまでも、自分の手足を不自由なく使い続けようと思うなら、ストレッチは怠れない。

今、背中の痒いところに、手が届かないことがあって、孫の手は便利だろうけど頼りたくなくて、用心深く、すこしづつ、背中に手を伸ばしている。

|

« 沢庵漬け | トップページ | 白菜とサーモンのはさみ漬け »