毛糸のケープ

【仕上がったケープ】

ここのところ1週間くらい、悪戦苦闘していた。

義母の残した毛糸玉が押し入れの片隅に、陣取っていて、ず～と、いつかいつか片付けようと思いながら、手を付けられずにいた。

それが、やっと、やるぞ！という気分になって、毛糸編みを始めた。

例によって、私の性格は、黒白はっきりさせねば気が済まないたちだから、中途半端で居座っているのがたまらない。

これまでに、何度、毛糸玉を手にとって、何にしようかと考え抜いたことか！！

そのために、「簡単なカーディガン・ベスト集」だの「かわいい編みぐるみ」だの、「ニット小もの」などの本を買った。

初めはベストぐらい、、、と思っていたけれど、どうも手に負えそうにない。

編みぐるみも大きなものは邪魔になる、、、、

やっと選んだのがケープ。数十年前、セーターを編んだ実績があるから出来ないことはないだろう、、、。

模様編みは難しいから、全部ゴム編みで。

やり始めたら、もうちょっと目途がつくまでとか、、、キリがいいところまでとか、、、やめられない。

早く仕上げようと、焦るあまり、幾分進んだところで見直してみると、編み目が飛んでいたり、折角の労苦が無駄になることも何度か。

私には毎日少しずつなんてことが出来ない。凝ってしまうのだ。こういう性格は呆けやすいと、いつかテレビで言っていたなーと、自分の思いきりの悪さが情けなくなってくる。

やっと、あと一息というところまでこぎつけた。

家の中で、ちょっと寒い時、ふんわりと肩に掛けると、暖かくて重宝するだろうな、、、

いやいや、散歩ぐらいなら、外でも羽織って出られるかもしれない、、、

こんなに手間暇かけたんだから、、、と、出来上がりを楽しみにしている。