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2009年3月18日 (水)

不愉快な店員

季節の終わり頃、最後のバーゲンの頃は、いい見つけ物があるかもしれない、と、ちょっと見ておきたい気持ちになった。

〈50%オフ〉に目を惹かれ、ついのぞいたお店。

”散歩のとき着ている綿入りのジャケットが大分着古してきたな~”などと思いながら、そのコーナーの品に手をかけたとたん、店員に「これが、いい色だし、お得だからぜひ」とすすめられた。

ダウンコートの定価を見れば、半額の1万5千円となっている。

自分だけだと、それを選びはしなかった。だけど、店員の熱心さに、つい、”買わなきゃ損”って気分にさせられてしまった。

試着して、ちょっと小さいかな、という気はしたのだが。

家に帰ってよく見ると、Sサイズだった。

腹立たしい。冬物の売れ残りを減らしたいばかりに、こんなサイズ違いのものを!

すすめるからには、私に合ったMサイズだと思っていた。

翌日、「小さすぎるので返品したいのですが」と持って行った。

昨日とは違う店員だった。が、尚悪かった。「この時期ですからねえ、この値段だけ何か別の物を買ってください」という。

仕方がない。店内を見回して、高い所に飾ってあった、グリーンに小花の刺繍がしてあるジャケットを指させば、「あっ、あれはおたくにはイメージが合いません」と、取ってくれない。

おまけにこんなことを言った。「だけどおたくが着ているのは、うしろなんかバカバカしてますよ」。客が着ているものにケチを付けるとは!

「ええ、母に貰ったものですから」と言ったら黙った。

仕方がないので、インナーを3枚、どれも半額。

今度はしっかりと選んだ。インナーはいくつあってもいい。

もう二度とこの店は覗くまい。強引な店員と、イヤミな店員、これじゃ店主もしれたもの。

客の気分を良くして物を売るのが、上手な商売のやりかたではないか。これでは繁盛するわけがない。

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