歯の一生を託した先生
高齢者になったとたん、こうも医療費がかかるようになるものなのか!!
このところ、病院がよいが断ち切れない。
良い歯医者さんに出会えた、と、この数年間の定期検診は、歯石除去だけか、治療といっても古くなった歯の詰め直しやかぶせ直しくらいで終わっていたのが、今回は5ヶ月たっても、まだ続いている。繁盛しているから10日おきぐらいの受診なのだが。
レントゲンでみて、「根の治療が途中までしか出来ていないから、今やり直しておけば長持ちしますよ」と言われ、上前歯の犬歯を差し歯にすることになった。
表面がセラミックで、裏が人工ダイヤのようなジルコニアという、最新の素材だそうだ。
13万円支払って、やっと、歯医者が終わった。と思ったら、今度は、差し歯2本の作り直しをすすめられた。もう30年も前に治療した歯だったが。
1本は隠れている部分が虫歯になっているという。もう1本は根の治療をしたほうがいいという。「今やっておくと、長持ちしますよ」と言われれば、やってもらうしかない。さらに26万円かかることになった。
待合室に、『当院では、最も優れた素材の人工の歯による治療を行っています・・・・』と書いた写真付きの紙が新しく貼られていた。セラミック、ジルコニアなどと差し示しながら。
”ひょっとすると、先生、今この差し歯治療に凝っているのかな”などと、思ってしまった。
私としては、立て続けに、39万円支払うことになったのだから。
でも、腕は確かな先生だし、「毎年定期検診していれば、80歳になっても自分の歯で食べられますよ」と、私を”入れ歯になる運命から救ってくれた”先生だし。
私の歯の一生を託しているわけだから、良いと言われた治療は文句なしに従っている。
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