映画で感動
テレビで洋画の大作を2本見た。
伊・仏合作の「ニュー・シネマ・パラダイス」は、一度見たことがあるのだが、今回は”完全オリジナル版”となっている。米国アカデミー外国語映画賞他の賞を受賞した作品だ。
見てよかった!前のは相当部分、削られていた。3時間近いのを2時間にしていたのだから。
別れたっきりだった恋人と、30年ぶりに会えた。そして、なぜそんなことになったかといういきさつが明らかになった。男性が親とも思う人の意図と、行き違いとによるものだった。
前回は見終わって、あの女性はどうなったんだろう、という疑問が残った。なんとなくすっきりしなかったが、これで完結した。
そもそも1時間ちかくもカットしたのでは、映画の制作者の意図からはずれてしまう。
映画監督として成功をおさめた今も、30年前の感情を抱いたまま、苦悩の人生を送る主人公を演じているジャッック・ペランという俳優の、重厚な演技が素晴らしかった。
もう1本は、「ショーシャンクの空に」というアメリカ映画。これは2時間半。
無実なのに殺人犯として逮捕され刑務所に送られた男が、誇りを失わず、知恵と才覚によって刑務所生活の中でも、人間らしさを求めていく、不屈の精神と、友情の素晴らしさを描いた作品だ。
主役のティム・ロビンスと、相棒がモーガン・フリーマンときたら、ヒューマンドラマには最高の配役だ。
これも、息子によれば、雑誌のアンケートか何かで”21世紀に残したい映画ナンバーワン”に選ばれたそうだ。
映画館には何年も足を運んでいない私は、この頃は、映画祭で賞をとった作品はできるだけ見ようと思っている。
そして、この二つは”よかったー”と、暫くは、頭の中にシーンがよみがえるほどの感動をもたらせてくれた。
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