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2009年4月25日 (土)

故障を語り合う仲間

この時期にいつもある、郷里の高校の関東地区に住んでいる人たちの同窓会があった。

今年は、息子がヒルズ族で、その孫の子守で六本木を乳母車で散歩しているという人が幹事だった。

六本木の国立新美術館で開催中の「ルーブル美術館展」を観賞後、昼食は美術館の三階のレストランで食事し、東京ミッドタウンから六本木ヒルズというコースだった。

美術館も大変な人出だったが、レストランはいつも長い行列が出来て、なかなか食べられないということだった。

14人もが食いっぱぐれては大変とばかりに、ルーブルの至宝200点の観賞はそこそこに、早めにレストランに駆けつけた。

というのも、美術館内のレストラン以外、この辺りは、銀座並の高級料理店ばかりだそうで、同窓会の会費ではとても賄えないような値段なのだそうだ。

その後は、ゆったりと界隈の景色をながめながら散策し、また時間の許す限り、ビルの中の喫茶店でおしゃべりを楽しんだ。この喫茶店も幹事の行きつけだから安心して入れた。

みんなの近況を尋ね合ったり、もう、お互いの健康状態を話すことも必ず出る話題となっている。

この中で、足指を骨折した人が3人。

まとめて3本骨折した人は後遺症なし。

私の小指は、ちょっと気を許して外出用の靴で長歩きしては、治りかけたタコがまた痛くなって、ちっとも元通りにならない、という状態が2年ほど続いている。

だから、後で悔やまないために、この日は早々、5本指ハイソックスにゾーリ型サンダルにした。

もう一人、足小指骨折仲間が増えた。こちらは、まだ少し痛いそうだ。

でも「そんなこと言ってられないから、痛くても歩く」、と強硬派だ。

身体のどの部分にせよ、”完全に回復”を望みたいが、多少の痛さ、不自由さは我慢しつつ折り合いをつけながら、一方で、機能の衰えを招かないためには座して待つわけにはいかない、という状況の中で、日々行動している。

同じ歳だからこそ、よくわかり合える。

同窓会では、また強い気持ちになれる。

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