歯医者さんとのお別れ
半年前から歯医者さんに通い始めて、その間、2回、「先生の体調が悪いので、予約の変更をお願いします」ということがあった。
そして、3回目の今回は2回変更したあげく、休日に代わりの先生による治療となった。
治療を終えて、歯科衛生士さんが、突然、「昨日、先生が亡くなりましたので、これからは、今日の、弟先生のところへ行っていただけますか」と言われた。
「先週の木曜日に入院したのですが、容態が急変しまして」。
最後に診察してもらってから、わずか20日後に。
弟先生も、お兄さんが亡くなられて、大変なときに、こうして仕事をしなくてはならないとは!
待合室には、スタッフ全員の写真とともに、『2年前に最新の写真技術を使った機械を設置しました。開業するのと同じくらいの費用がかかりましたが、皆さんに喜んでいただけると思います』と書かれた紙が貼られていた。
最近作成されたものだろう。
莫大な資金をつぎ込んで、必死で頑張っていらしたのだと思う。
闘病しながら、仕事を続けられるのは、本当にお辛かったことだろうと、お気の毒でならない。
まだ50代と思われる、働き盛りの方が、あっという間に居なくなられたかと思うと、はかなさで、やるせない思いがする。
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