でっかい名前入りのよだれかけ
三男夫婦が初めて孫を連れて来るので、全員集合し、中華料理屋で会食した。
三歳になった、からちゃんは、胸にネックレスを付けて来た。
今、お気に入りで、お出かけというと、自分から付けるそうだ。もうそんな心が芽生えたかと思うと、面白い。
家に戻ってから、三男が持参したアルバムを見せてもらった。
嫁の実家での写真に、どれも、赤ちゃんが、よだれかけいっぱいに、たいが 泰雅 と、でっかく刺繍がしてあるのを付けている。
もうちょっと、一工夫してもよさそうなもんだが、、、などと、思ったら。
三男の話では、嫁の実家には、赤ちゃんのひいおじいちゃんとひいおばあちゃんもご健在なのだが、ひいおばあちゃんは、認知症が少し進んでこられたようだ。
そして、赤ちゃんを見るたびに、「名前はなんていうんだ?」「どんな字を書くんだ?」と尋ねられるそうだ。
それも、少したつと忘れて、一日に何度も繰り返されるそうだ。
それで、「コレッ」と指し示すことにしたということだった。
86歳になる、ひいおばあちゃんは、耳が遠くなり、今ではテレビを見ることもなく、たいていは、寝ていられるそうだ。
ところが、赤ちゃんが来ると、起き出して、”自分が抱いてやらなきゃ”っていう感じで、しっかりと、抱きかかえられるそうだ。
赤ちゃんというものは、認知症を患っている人にも、遠い昔の感情を呼び覚まし、心に潤いをもたらされる、すごい力があるものだ。
今、5ヶ月、生まれ出てきてすぐに、人の役にたっている。
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