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2009年6月17日 (水)

農家のゆかしい行事

三男から、e-メールで写真が送られてきた。

『さなぶり』で、嫁の実家の人たちと料理屋で食事会をしたそうだ。

聞いたことのない『さなぶり』という言葉の由来について、説明が書き加えられていた。

『さなぶり』とは、早苗振る舞いからきている。

昔は、農家の忙しい田植えが終わった後、”来年もよろしくお願いします”という気持ちを込めて、神様にお供え物をし、お手伝いしてくれた人たちを招待して、盛大にお互いをねぎらって酒席の宴を催したという。

現在では、あまりやらなくなったようだが、育苗や田植えなどを共にした協業組合などで、やることもあるそうだ。

写真には、嫁のおじいちゃん、おばあちゃんも出席され一家全員の楽しそうな姿が写されていた。

私は、三男が農業のお手伝いが出来ることを、有り難いことと思っている。

この先、気候変動などで、世界的な食糧危機に陥るようなことが起きないとは限らない。

今のように、減反で使える農地を駄目にしたり、経済優先で輸入に頼るようなやりかたは、先を見据えた政策とはとても思えない。

一族に1人でも、農業技術を身につけた者がいるのは、まさかのときに心強い。

それでなくても、農業をやることは、健康的であるし、子供を育てる上にも様々な実地教育を施せることだろう。

三男は、昨年建てたマイホームの敷地の一部を畑にしたいと言っていた。

だから、三男からの便りで、こうした農事のことが楽しげに伝わってくるのを嬉しく思っている。

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