体感度が鈍った
北海道の大雪山系の山で、10人も遭難する事故があった。
59才から69才までの山歩き愛好家たちだった。
大勢で行くツァーだからと、、、ガイドがいるから安心と、、、あとは、自分の健康に自信をもっていた人たちだったろう。
死因は、全員、低体温症による凍死だったという。
『高齢者は、若い人よりも寒さや暑さへの感度が鈍いため、「寒い」と気付いた時には手遅れで、動けない状態に陥ってしまうことがある』ということだ。
感度が鈍い・・・
毎年、厳しい暑さの中で、熱中症によって亡くなる人が出てくるが、意外なことに、家の中で亡くなる高齢者の方が多いという。
そう言われて、私も思い当たった。
私は寒さには、もともと強いほうだった。
だけど、暑さには弱く、食欲も落ち、秋風が吹くまでをひたすら耐え忍んで、待った。
しかるに、去年あたりから、それほど、耐えられないほどの暑さではなかったな、と感じるようになった。
このことを、私は、”我慢強くなった”と感じていた。
実は、そうではなかったわけだ。
暑さ寒さに対する感度が鈍くなっているということなのだ!
今年になって、知らないうちに、腰椎を圧迫骨折していたり、肩が痛くて動かせなくなったりで、急に自分が高齢者であることを、思い知らされた。
自覚してさえいたら、無理はしなかったろうに、、、と、無知を悔いている。
これからは、もっと省エネの工夫をして、我慢しすぎないようにしなければ、と思った。
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