赤富士
目の前で、刻々と変容する富士山の姿をそれぞれ感嘆の声をあげながら、眺めていた。
早朝6時、頂が朱に染まり始めて、わずか20分ほどで、段々と薄まりながら、裾野まで行き渡った。
朱と黒の際だった対比は、次第に混じり合い、全体がグレーになったとき、ショーは終わった。
古今、富士山にとらわれる人たちが多くいるのは、無理もないと思った。
友達の所有している、御殿場のリゾートマンションに三人で宿泊させてもらった。
富士山の景色を楽しむために建てられたようなマンションだが、1日目の朝、こんなにもくっきりとした姿を表した富士山が、曇り空の2日目は、まったく、そこに山があることさえ、わからないほどに霞んでいた。
この度は、往復箱根経由で、御殿場2泊の旅。
近くの、秩父宮記念公園では、趣のあるロックガーデンなどをそぞろ歩きしながら、すがすがしい気分を味わった。
夜は、ホテルなみの大浴場のお湯につかり、のんびり、ゆったり。夜がふけるまで話に花が咲いた。
| 固定リンク
« 君子蘭とミョウガ | トップページ | 旅の始まり »
最近のコメント