旅の心得
旅の3日目は、箱根フリーパスをフル活用して、御殿場から再び箱根を通って帰った。
高速バスで、珍しいガラスの装飾品のラリック美術館へ行き、その後、今が盛りのすすきの原っぱへ向かった。道を尋ねたら「すぐそこ」みたいに言われたのだが、なかなかの距離、こうなったらハイキングのつもりで歩くしかない。
延々と広がるすすきの原の真ん中の、一本の道を登っていく人たちと帰ってくる人たちが、帯状に連なっていた。
関所跡を見学した後、昼食を食べたレストランで、給仕をしてくれた若い女性に”旧街道の杉並木”への道を尋ねたら、「そこを10分ほどです」と上の方向を指さした。
それで、てっきりこの道、と思って歩いた道は、行けども行けども杉並木は出てこない。
やっと人に巡り会って、聞けば、まるきり違う道だった。また元の場所へ戻った。
少し重くなりかけた足を、折角ここまで来たのだからと、もう一がんばり。
なんのことはない。関所跡をくぐり抜けて行くのだった。
もう、記憶も悪ければ、 感も働かないのだ。
これからは、念には念を入れて、拡大地図でも作って、辿るコースをしっかりマークしておく必要がある、と、旅の心得の追加項目にすることにした。
翌日、友達からのメールで、この日は歩数、1万6千歩だったと知らされた。
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