初詣

お正月２日にいつも行く、歩いて４０分ほどの神社へ初詣に行った。

すれ違う人たちはほとんどいない。

知った顔の一人や二人には出会うのだけれど。

境内の下の駐車場の案内係の人が、上の駐車場の係りと携帯マイクで連絡を取り合っている。「ただいま車が１台下りました」。

ただ、連絡を取り合っているだけ。駐車場はガラガラ空きなのだから、誘導する必要などまったくない。

私はどうしたことかと、案内係の人に「今日は人がいないんですね～」と言ったら、「昨日は多かったですよ」と言われたが、三が日も続かないようじゃ・・・。

境内に入ると、数人の人がいた。

お守り売り場はアルバイトの売り子さんが４人構えていたが、みな、そこまで行かない。

大きな線香台も、いつもはもうもうと立ち込めて、少し離れた所でも煙を体に浴びることが出来たのに、どうにか煙が絶えずに弱々しくくすぶっているだけだった。

不景気はこんなところまで。

外へ出ればお金がいる、とばかりにみんな家に引きこもっているのだろうか。

どうせ行くなら、名の知れた、景気の良さそうな神社へお参りするのだろうか。

幕開けから今年は厳しそうだ。