公民館まつり

公民館まつりに、友達にコーラスをやっている人や、短歌をやっている人がいるので、コーラスが出演するお昼ごろに行ってみた。

婦人のコーラスの次は、中学校の吹奏楽の演奏だった。うちの子供たちの頃の音楽の先生が部活動に熱心だったおかげで、この中学の吹奏楽団は毎年県大会に出場するほどの実力を保っている。

精一杯楽器を奏でている中学生を見ていると感動する。

ところで、舞台のそで下で、出演者たちの動きに目を凝らし、必要とあらば飛んでいって手助けしよう、という構えの若い男性に気づいた。

出演者が入れ替わりの時などは、次の舞台を準備するために、椅子を片付けたりの作業が実に機敏だ。

私が７年間パート勤務をしていたとき、同じフロアーで働いていた人だった。

これからお昼の休憩に入ろうとするとき、声をかけた。

中学生の男の子と小学生の女の子がいるそうで、子ども会の役員もやったし、今は地域の役員をしているとのこと。

電話機の設計技術の仕事をまじめに務めていた。

さわやかで人柄がよく、社内結婚をした奥さんともにいい人だったな、と、印象に残っている人だった。

こういう人が、会社勤めのかたわら、すすんで子ども会の世話をし、地域活動を行っていることに敬意を感じる。

「何か買っていってくださいね」と２、３度言われたので、焼き芋を買って帰った。