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2010年6月 3日 (木)

お孫さんの画

100 毎年催されている友達の絵のグループ展を見に行った。

趣味で先生に絵を習っている人たちの絵は、それはそれで興味深い。

私の友達は、4点出品され、そのうち2枚はお孫さんが画かれていた。

この生まれて3ヶ月の赤ちゃんは、パパがニュージーランド人なので青い目をしている。パステル画なので、髪の毛がフンワリとやさしく画かれている。

「自分の子供を育てている時は忙しくて絵をかくどころではなかったけれど」、と今、お孫さんたちの姿を絵に出来ることに、幸せを感じていらっしゃる。

こうして、描き手を知っていれば、その奧の愛情が感じ取られて、ほのぼのとした気持ちにさせられる。

丁度、お昼時で、同じ建物の中にある食堂で3人で食事をしていると、酸素ボンベを積んだ手押し車を引っ張って、鼻にチューブを付けた人が現れた。

70代のその方は、いつもこうした状態で稽古に熱心に通われているそうで、展覧会にも出品されている。

お仲間と楽しそうに談笑されている様子を見ていると、この人は、絵を描くことが人生の支えになっているのだと思う。

それほどまでの力を引き出してくれる絵への情熱に、感心するばかりだ。

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