布ぞうり

WEショップに、４、5ヵ月ほど前から、毎週のように布ぞうりを作って来て下さる、ご夫婦がいる。

作られるのはご主人で、奥さんは、布地選びをしたり、配色を考えてあげたりしている。

ご主人は、毎日、３～４時間くらいを、製作についやされるそうで、メキメキ腕をあげられた。

一足８００円ではもったいないような出来栄えで、売れ行きも好調である。

着物一枚で、ぞうりが四足出来るそうだ。

ショップのほうでも、ぞうりによいと思える古着の着物やゆかたなどが入れば、お渡ししたりする。

最近は、生地選びも、なかなか専門的になられた。

先日も、ちょっと白っぽいゆかたをお見せしたら、「これだと、芯ぐらいにしかなりません」と、素材選びも、納得のいくものでなければならないようだ。

私が買った、このぞうりも、しっかり編まれていて、太い鼻緒が歩きやすい。

素足で履ける、室内履きとして、心地よい。

ネットに入れて、洗濯機で洗える。

ご主人が定年になって、この布ぞうり作りに意欲を燃やされるようになったことが、奥さんにはうれしく、喜んで協力されている。

多分、お二人は、布ぞうり作りが、海外の貧しい人たちへの、援助につながっている、という意識をお持ちなのだろう。