CDショップ
スーザン・ボイルのデビュー・アルバム『夢やぶれて』をクリスマスまでには買いたくて、街まで出かけた。
人気が高いとみえて、レジの後ろに重ねて置いてあった。
支払いをしているとき、40代とおぼしき男性が、「天気がくずれてきましたが・・・」。
私が「ええ、雨が降り出しましたよ」と応えると、
「傘などはお持ちですか?」と聞かれた。
「いえ、持っていなくて、駆け込んできました」。
「そうですか。お気をつけてお帰りください」と、とても丁寧な口調で言われた。
お客に応対する言葉として、特別な言葉ではないけれど、何か若者向けの音楽が流れているCDショップで、こんな気遣いの言葉を受けるとは意外だった。
商売気のある愛想よさではなく、笑みを浮かべるでもない静かな口調だったので、よけいに人としての気持ちが感じられた。
こういうお店では、私のような年齢の客は少ないから、一声よけいに言葉をかけてもらえたのだろう。
スーザン・ボイルの2枚のCDを聞きながらクリスマスの夜を過ごした。
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