骨密度測定
前回骨密度を測定してから半年。
また知りたくなった。
この病院にかかるようになって2年半になり、今まで3人のレントゲン技師に検査してもらったが、どの技師さんも明るく陽気に応対してくれる。
衣服を着替える時から、「急がなくていいですよ」と声がかけられる。
そして検査台のベッドにあがる時は、「気をつけて上がってくださいよ」と、私の腕を支えてくれる。
なんだか重病人のような扱いをされる。
たぶんこういう検査をするのは老人が多いから検査中に事故でも起こったらと、細心の注意が払われるのだろう。
私がハンカチを手にしていると、「ハンカチ、どうするんですか?」と問われるので、「鼻水が出るといけませんから」と答えた。
普通のレントゲン検査みたいにハイッで終わるのではなく、ベッドの上が長いのだ。
腰椎で10分ぐらい、次に大腿骨に替えて10分ぐらい、まだかまだかと思うほど長い。
そして何度も「寒くはありませんか?何か上にかけましょうか?風邪をひいて帰られると困りますから」と気遣ってくれる。
終わって、整形外科に近いところで椅子に座って待っていると、「ハンカチ、落ちていましたよ」と持ってきてくれた。
まだ大事な物は落としたり、忘れたりはしないけれど、あんまり大切でないものは、意識から欠けるようになった。
測定結果は「腰椎は(若いときの)1%上がっていますが、大腿骨は1%下がっています」と言われた。
「え?腰椎がたった1%上がって、大腿骨が1%下がっているんですか!」とがっかりして言うと、
お医者さんは、「いいんですよ。とてもいいんですよ。上がるってのは大変なことなんですから」と。そばの看護士さんもうなずきながら励ましの目を向けてくれた。
骨ってそういうものなんだ!
片足1分間ずつの足あげを毎日3回しなければいけないところを私は1回しかしていなかった。
これからは5回ぐらいやってやろうと決心した。
次からは、1年に1回の検査にしよう。放射線の被曝も気になるから。
| 固定リンク
最近のコメント