とっさの間違い
年賀状をもう一度読み直してから仕舞うことにした。
同期の人からの年賀状で『郵便番号違い』のスタンプが押されているのがあった。
差出人がうっかりして、宛先に自分の郵便番号を書き込んでしまっていたのだ。
私もやりかねないことと思った。
先日は、電話で、突然住所や電話番号を聞かれて、口を衝いて出た番号が間違っていた。
隣の部屋から主人の「電話番号が違うだろう」の声がして、すぐに言い直したからよかったが。
とっさの場合、20数年言い慣れてきた住所、電話番号を言い間違えるとは。
考えてみるに、耳で聞いた言葉が脳に伝達されて、脳が指令を発するという回路が、瞬間的に伝わらなくなり、挙句、言い慣れていることだからすぐに答えられるだろうと、口に衝いて出た言葉が間違っていたということになるのだろうと思った。
こういう場合、ほんのちょっと時間がかかったとしても、一旦脳で受け止めなければいけないのだと知った。
それから、時に頭で思っていることが、口では違ったことを言っていることがある。
たまに、二男の嫁の名前と三男の嫁の名前を間違って言って、息子に指摘され、「えっ、そう言ったかしら?」などということがある。
間違った時は指摘してもらうほうがいい。
”気をつけよう”と自覚することが、脳を働かせることになるだろうから。
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