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2011年3月31日 (木)

生活クラブの欠品

生活クラブの注文品は、地震5日後の週は全品届いた。

地震前に今月の3週分を注文していた。

すぐにスーパーなどでお米が消えたことを思えば、年間契約している山形のお米が届いたのは心強い限りだった。

だけど、その次の地震12日後の週は、注文品の半分しか入らなかった。

コーヒー、お菓子類、冷凍の魚、鶏肉など。

パプアニューギニア産のコーヒーがどうして?

どれも災害地に関係ない所のものなので、ガソリンが手に入らなくて調達できないのかな、遅配で来週くるかもしれない、、、などと思っていた。

そして今週は、直接被害にあった地域の品物以外は、いくらか欠品は減ったが。

配達員の人にたずねると、「欠品は欠品です。遅配にはなりません」とのことだった。

なぜかというと、1日1~2回(3~6時間)の計画停電のために稼働時間が制限されるため、選別などの作業が滞り、入荷しながらも出荷できないという状況なのだという。

さらに、被災地単協を優先に組み込み作業をしているので当分はこういう状況が続くということであった。

今は非常時なのだから、こんなことぐらいは何でもないことなのだけれど。

野菜類が放射能汚染で出荷停止されたという発表があったが、生活クラブの班員の中にも、配達当日に、「野菜の注文品を全部返品できませんか?」という電話が班長のもとにあったそうだ。

生活クラブの安全基準は高くて、国の定める基準値の十分の一だそうで、あまり厳しすぎるのも生産者泣かせだから少し緩めてもいいだろうという方向で、話が進められているという、上の人の話であった。

そんな生活クラブを信用しなくて、身勝手に、風評被害を煽るような行動をとろうとする人もいる。

生産者と消費者が、厳しい安全基準値を設けて、お互いの信頼関係を築いてきた。

今回、わかめの仕入先の岩手県宮古市の重茂漁協、宮城県石巻市のかまぼこ業者などへは生活クラブを挙げて支援に乗り出している。

たまたま出来る側に立った人が困難を取り除くための手助けをする。

支え合いで成り立っている世の中なのだから。

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