計画停電

計画停電は２回実施されたが、その後はどうやら需要が供給を上回ることなく、しのいでいるようで、見送り状態が続いている。

最初の停電の日は、午後４時から７時までの３時間だった。

４時にウォーキングを終えて、家の近くで近所の犬の散歩で出会う友達と会って、声を交わした。

「４時から停電だから急いで食事のしたくをしないと！」と私が言うと、その友達は「うちはI Hだから何にも出来ないから食事のしたくは７時からなの」と言われた。

”そうか、うちは、ガスコンロだからそんなに慌てることはないんだ”

４時はまだ薄暗くなりかけた頃で包丁も使える。

食事を作り終えて、５時に食べる頃には暗くなったので、食卓にロウソクを１本灯して夕食をとった。

テレビもつかない、ほの暗いロウソクの灯のもとで過ごしている３時間のとき、真っ暗な中で寒さにふるえているであろう被災者たちと、少し気持ちがつながったような気がした。