運動で脳が活性化
毎日新聞の記事の中から、主に『余録』を書き移しているが、9日、”脳の「若返り」解明”という一文を見つけたのでこの日はこれにした。
老化で減る脳の神経幹細胞を増やす仕組みを産業技術総合研究所と筑波大の研究チームが解明したと発表した。
学習や記憶を担う脳の領域「海馬」にある神経幹細胞は老化で数が減り、細胞を生み出す力も衰える。
実験では、生後22か月の老齢マウスと若いマウスの海馬から神経幹細胞を支える細胞を取り出して培養したら、老齢マウスは若いマウスの30分の1しかなかった。
いかにマウスとはいえ、老齢の域に入った私は30分の1の数字に驚愕した。孫のからちゃんがポケモンキャラクターの名前が100も言えるのに、私は教えてもらっても、五つと憶えられそうにない。
さらにマウスにベルトコンベアー上で毎日10分間2回ずつ走らせる運動を2週間続けたところ、運動前と比べて、神経幹細胞を支える細胞から分泌されるたんぱく質の因子の産出量が、若いマウスで10~15倍、老齢マウスでは20~30倍と飛躍的に増えたという。
運動すると脳が活性化するという事実は知られているが、老化で低下した神経を作る機能が復活し、脳の若返りにつながる仕組みを細胞レベルで解明したのは初めてだという。
この日より、私は毎日40分のウォーキングを、より運動という意識を持ちながら、少し速足で力強く歩くよう心がけることにした。
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