ヒナの日課
猫のヒナが腎臓を悪くして、注射をするようになって、4年半になる。
でもいまだにヒナにとって、注射はいやなことなのだ。
普段、朝晩の注射の役目は主人が担当している。
主人が泊りがけで出かけた時などは、私がする。
主人の朝は、たいてい5時だが、早朝に出かけるときは、4時ごろだったりする。
それで、主人の居ない日、ヒナは、注射を済ませていないと、何となく落ち着かない。
『ニャア~』と泣いて私を起こしに来る。
それで、私が”ヒナに注射をしなくては・・・”と急いで仕度をしていると、ヒナはどこかに隠れてしまっている。
物陰に潜んでいたり、机の下に隠れていたりして、探すことになる。
夕方も、私が出かけていて遅くなると、迎えに出てきても、顔を見ると、さっと隠れるように姿を消す。
日課が終わっていないことが、わかっているのだ。
大体、黒猫ルナのほうは、自分が何か要求する時だけに、声を発するのだが、ヒナは、まめに声をだす。
『ニャア~』といいながら部屋に入って来たり、名前を呼ぶと、寝ていても『ニャッ』と何度でも返事をする。
一生懸命にこちらの気持ちに応えようとする、健気でいじらしい猫である。
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