生活クラブ風車の建設
生活クラブは「省エネルギー・再生可能エネルギー推進条例」の制定を求める署名活動を行っているが、行政に働きかけるだけでなく、自らエネルギーの開発にも取り組んでいる。
昨年、震災後の6月に総代会で、『生活クラブ風車』の建設が決定された。
そして、組合員からのカンパ金が風車本体費用の一部となり、首都圏4単協が出資、融資を受け、一般社団法人《グリーンファンド秋田》が設立されることになった。
秋田県にかほ市に、建設中の風車は、もうすぐ3月から稼動し、首都圏生活クラブの事業所へ電力の供給が開始される予定となっている。
その仕組みは、高圧需要家を市場とする東京電力など一般電気事業者以外の電力小売会社(PPS)と契約して、風車から発電された電力を売る一方で、電力の供給を受けることである。
契約したPPSは、風力発電所、火力発電所、木質バイオマス発電所等を自己保有し、官公庁や電鉄会社、百貨店や学校などへ電力供給しているという。
PPSは、90年代後半からの電力自由化を受け、現在全国に48社あるそうだ。
今尚、放射能被害におびえながら先行きの見えない生活を送っている人たちが大勢いる。
また、瓦礫の受け入れ先さえ、東京都以外は拒否されているという現状である。
節電はこれから先ずっと続けられねばならないが、可能な限り、このような代替エネルギーの開発があちこちで進められたらよいが、と願う。
震災後の短期間で、こんなことをすぐに実行出来る生活クラブはすごい。
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