生産者交流会
生活クラブの共同購入で同じ班の人が役員をしていて、人手がほしいとき、何かと声をかけられる。
今回は大和市の(株)ニッコーという冷凍食品加工会社との交流会だという。
私は「加工食品は、生活クラブの中でも一番利用していないものだから、全然気が進まない」と断ったのだが、「必ずいいお話を聞けるから」と、熱心さに負けて、出席することになった。
スライドで、食品を扱うには、ここまでするのかと、驚くほどの徹底した衛生管理が行われているのを知った。
食品添加物を一切使わないため、商品の開発には、並々ならぬ苦労があるそうだ。
半年間の試行錯誤を経て開発されたばかりの「大学いも」は、おいものほっこり感をそのままにパリッとした飴で包むのが、添加物不使用の場合は飴が垂れるので、垂れる分をすくうという一手間かかる作業工程がスライドで見られた。
今後は、冷凍食品だけでなく、常温で長期保存できる非常食や、個食という形の商品開発を進めるという展望を語ってくれた。
また、新たに市から荒地を7反借りて、自然農法による野菜作りを始められ、初めての収穫がまじかだそうだ。これも拡大していく方向という。
そして、この若い二代目社長は、月1回、社員たちと共に小田急大和駅周辺の清掃をされているそうである。
食品添加物を排除して日本の食文化を守り、公共の場所の清掃という社会貢献もする・・・こんな立派な会社は応援したい気持ちになる。
私は、この会社の品物は、肉まんと豆腐ハンバーグくらいだったが、もうちょっと、増やしてもいいかな、と思い始めた。
| 固定リンク
最近のコメント