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2012年4月30日 (月)

同窓会の欠席者

同窓会で、みんな若くて元気そうに見えるのだけど、体は70年近く使っているのだから、いつ病魔に襲われるかもしれない、というようなことは、ちらちら頭に浮かぶようになるものだ。

3年ぶりに出て来られた人がいる。

2年前に乳がんにかかり、乳房を温存する方法で手術を受けたそうだ。

今はなんの不安もなく、明るい笑顔で話された。

欠席通知の中で、肺炎にかかり入院中という人がいた。

この人は、3年前から出席されなくなっていた。その頃、ひどく咳をしていた。

肺がんで亡くなられたご主人はヘビースモーカーだったし、その上、職場でもタバコの煙がたち込めた中で長年働いたそうで、まったくのタバコの煙による被害者だ。

もう一人欠席者で、2年前に乳がんの手術をされた人がいる。

この人は、乳房を全部取り除かれる手術で、「来年あたりは、出席できるでしょう」ということで、乳がんを克服されておめでたいことだ。

林家正蔵さんが、少し前、乳がんの手術をされた、お母さんの海老名香代子さんのことを、「けっこうボインなんですよ」と言われていたが、そういう人の方が、罹りやすいし、見過ごされやすいようである。

まだ、老人の入り口にさしかかったばかり。

病気になっても、手術をしても、治ればもとの元気を取り戻せる。

 

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