からちゃん
からちゃんは新一年生。
入学して初めての電話で、「給食食べてる?」と聞いたら、
からちゃんは「最初の日、1番だったの!」と言った。
ふだん食事を食べ終わるまでにうんと時間がかかるので、給食をあまり食べないうちに終わってしまうのではないかと、周囲は一番にこのことを心配していた。
だからしっかりといい聞かされていたらしい。
遅れまいと必死で食べたのであろう。
これが学校生活の一番の報告だった。
我が家へ来ても、変わったのはこのことだった。
ちらし寿司だけをさっさと、自分のお皿に入れて、途中休まず食べて終わりにした。
そして、持参したトランプでババヌキやらのゲームをした後で、
「私の得意な”神経衰弱”をしよう」と、自信ありげに言った。
今までは、”かるた”にしろ、こちらがボロ勝ちしないように手加減をしながらやってきた。
おとな3人とからちゃん、もう手加減する必要はなくなって、からちゃんが1位になった。
私が最下位で、からちゃんからは「それだけ取れたらいいじゃん」と慰められた。
ことゲームに関しては、競争意識が拍車をかけるのか、柔軟な伸び盛りの脳に、早くも追い越されてしまった。
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