福島からの頂き物
梨が最盛期の9月に、福島から梨が送られてきた。
数年前、何枚も着物から洋服にリフォームをしてもらった人からだった。
ご主人が定年になったら郷里の福島に戻ると言われていたが、2年前に戻られ、ご主人は農業をされているそうだ。
福島でも北の方なので、特に何事もなかったということだが、昨年は農産物を送ることは出来なかったので、今年は大丈夫になったから、お世話になった人たちに送ったといわれた。
それで、私が処分する気にならなくて持っていた、母の喪服の羽織をズボンに仕立て直ししてもらうことにした。
出来上がって送ってきてくれたが、以前より安い。
「お安くしていただいたようで」というと、「型紙はあったし、仮縫いもしないので、その分だけ」と言われた。
ほんとうに、5年くらいも前のことなのに、お世話になっただのと言われて、安くしてもらって、正直な人はどこまでいっても正直な人のようだ。
絹のズボンはしっとりと着心地がいい。さっそく太極拳の練習に履いている。
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