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2013年3月15日 (金)

飽和脂肪酸

『肉や乳製品に多く含まれる飽和脂肪酸を多く取ると、脳卒中のリスクが下がる一方、心筋梗塞を発症しやすくなる』

との研究結果が公表された、という記事が新聞に載った。

『肉や乳製品は、ほどほどに食べるのが良い』

とされ、実験経過を詳しく述べたあとで、

『脳卒中のうち、脳の奥にある細い血管から出血し、日本人に多い「深部脳出血」は、摂取量の増加に伴い発症率が下がる傾向が鮮明だった。

一方、心筋梗塞は、摂取量が最多のグループは最少のグループと比べ発症率が39%高かった。

総合的にみて、いずれの病気にもなりにくいのは、1日に20㌘前後取る場合で、牛乳を毎日コップ1杯(200㌘)飲み、肉を2日に1回(1回150㌘)程度食べるのに相当する』

というものであった。

ここまで、丹念に読んできて、すぐに理解できない。

そばの息子に、

「この1日に20㌘というのは、なんのこと?なにか間違いじゃない?」

とたずねた。

すると、息子はさっと目を通し、

「これは、飽和脂肪酸について書いているのだから、飽和脂肪酸を20㌘ということだ」

と教えてくれた。

”飽和脂肪酸”の文字は最初に一度書かれていたのみだったので、最後まで読み終わったときには、忘れていた。

国語の「主語はなにか」という問題のような。

飽和脂肪酸を20㌘という表し方もピンとこなかった。

長い文の最後にもう一度、”飽和脂肪酸を”という文字を入れてくれていたら、すぐわかったのに、

自分の読解力の貧しいことと、読みながら頭に入っていかない記憶力の悪さにまたもや気付かされた。

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