”まつり”とはいうものの
早朝から、ドカンドカンと花火があがり、その後も何回かあった。
近くの小学校か中学で運動会があるのかな、と思った。
先週、孫の運動会を見に行き、3、4年生が組み体操をやっているのを見て、晴れの舞台で懸命に演技している姿が、ちょっと涙ぐましいほどに、感動的に思われたので、のぞいてみようかな、という気持ちになった。
小学校も中学も違った。
ついでにウォーキングをとそのまま足を進めていたら、またドカンドカンと、田んぼの辺りから聞こえた。
そして、少しの人だかりがしているのが見えた。さらにマイクで、
『市の一大イベントとなりました、あやめ祭りを開催・・・』の声が聞こえてきた。
大げさな!
田んぼの一画にあやめを植えており、以前から”あやめまつり”と称していたが、さらに人を呼ぼうと、舞台を設け、イベントなども行うようになっている。
ときどきは私の散歩コースでもあるのでそこを通って帰ろうと思った。
現場には、5人ほどのおまわりさんが立っていた。
たこ焼きや団子などの屋台が4、5軒。
駅前からなのか、田んぼ道にシャトルバスが待機していた。
舞台では議員さんらしい人たちが、次々に「おめでとうございます」などと述べていた。
来ている人たちは、見慣れない顔ばかり、百人もいないぐらいだ。
もともと、農家の人たちが空いている田んぼを利用して”あやめ”を栽培して売るのが目的だったので、”あやめ”の鉢を持っている人を見かけた。
大きな広角レンズのカメラを持った高年の女性たちは、来たからには少しでも収穫多くという気持ちなのか、田んぼ道の脇に所々咲いているアジサイを、カメラを近づけたりしながら熱心に撮っていた。
もう盛りが過ぎてきれいではないけどなあ・・・と思ったのだが。
遠くから、”まつり”につられて来た人たちが、多分、来てよかったと思われることはあるまいと思う。
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