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2013年6月 9日 (日)

”まつり”とはいうものの

早朝から、ドカンドカンと花火があがり、その後も何回かあった。

近くの小学校か中学で運動会があるのかな、と思った。

先週、孫の運動会を見に行き、3、4年生が組み体操をやっているのを見て、晴れの舞台で懸命に演技している姿が、ちょっと涙ぐましいほどに、感動的に思われたので、のぞいてみようかな、という気持ちになった。

小学校も中学も違った。

ついでにウォーキングをとそのまま足を進めていたら、またドカンドカンと、田んぼの辺りから聞こえた。

そして、少しの人だかりがしているのが見えた。さらにマイクで、

『市の一大イベントとなりました、あやめ祭りを開催・・・』の声が聞こえてきた。

大げさな!

田んぼの一画にあやめを植えており、以前から”あやめまつり”と称していたが、さらに人を呼ぼうと、舞台を設け、イベントなども行うようになっている。

ときどきは私の散歩コースでもあるのでそこを通って帰ろうと思った。

現場には、5人ほどのおまわりさんが立っていた。

たこ焼きや団子などの屋台が4、5軒。

駅前からなのか、田んぼ道にシャトルバスが待機していた。

舞台では議員さんらしい人たちが、次々に「おめでとうございます」などと述べていた。

来ている人たちは、見慣れない顔ばかり、百人もいないぐらいだ。

もともと、農家の人たちが空いている田んぼを利用して”あやめ”を栽培して売るのが目的だったので、”あやめ”の鉢を持っている人を見かけた。

大きな広角レンズのカメラを持った高年の女性たちは、来たからには少しでも収穫多くという気持ちなのか、田んぼ道の脇に所々咲いているアジサイを、カメラを近づけたりしながら熱心に撮っていた。

もう盛りが過ぎてきれいではないけどなあ・・・と思ったのだが。

遠くから、”まつり”につられて来た人たちが、多分、来てよかったと思われることはあるまいと思う。

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