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2013年8月17日 (土)

孫に読み聞かせ

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小学2年生になった孫娘がパパに連れて来てもらい、我が家に一人で2泊して帰った。

今回は二人で過ごせる時間もたっぷりあるので、買っておいた本の読み聞かせをした。

作家の早乙女勝元氏と絵本画家田島征三さんによる『猫は生きている』という絵本。

太平洋戦争終戦の年の3月、一晩に10万人もの人が亡くなったという東京大空襲の話である。

お父さんが戦争に召集され、お母さんと2人の子供と赤ちゃん、一家が面倒を見てやる野良猫親子のお話として語られている。

長い長い物語だった。本当にこのようだったのだと、地獄のような描写を読みながら、涙が出て、鼻がつまり、声が出なくなって、読み進めなくなったりした。

田島征三さんの絵もすばらしい。

読み終えて、からちゃんは「戦争にはおじいさんも行くの?」

「おじいさんは行かないよ」

「パパなんか行くのかなあ。パパが戦争に行ったらどうしよう」

「だから、戦争を絶対しないような政治をする人を選挙で選ばなければいけないのよ」

からちゃんが帰る日、「どの本を持って帰りたい?」と聞くと、

一番に『猫は生きている』を取った。

「学校に持っていって、先生に見せるの」と言った。

本当に、子供に教えることは大事だと思った。

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