怪しい投資話
「オレオレ詐欺」に、たいていの人は”自分は絶対にだまされない!”と思っているものらしい。
私もそう思っていた。
今までに何度もそれらしい電話がかかってきたが、いつでもすぐ気づいて応対していたからである。
ところが、今回の一事でその確信がゆらいできた。
先日夕刻に、「○○高校の卒業生の△△と言いますが、以前お世話になったことがありまして・・・」
お世話と言われてもとんと覚えはないが・・・後輩からなんだわ!と、この時点で警戒心が解けていた。
”地元で銀行員をしていたが、今度東京へ出てきてこちらで顧客を探している”
というような話だった。
「私はお金が無いので何にもできないんですよ」
「宝くじに当たるなどしたときには・・・」などと言う。
「お金が無いんで協力できませんが、がんばってくださいね!」
と、励ましの言葉をかけた。
翌日、友達から「おかしな電話がかかって来なかった?私は『非通知』だったから、怒ってやった!」
と、直ちに見抜いたようだった。ほかにも同級生二人に同じ電話がかかっていたそうだ。
友達からの電話で初めて怪しい電話だったんだ、とわかった。
卒業生だというから私は「何期ですか?」と聞いたら、「まだ34なんですが・・・」と答えた。
あとから考えたらこれもおかしい。
投資の勧誘もよくあり、いつも即座に断るところが、こういうふうに手口を変えてこられると疑う気持ちは消し飛んで、親身に話を聞いてしまった。
「お互いに気をつけましょう」と知らせてくれる友達はありがたい。
| 固定リンク
最近のコメント