法事
法事で故郷の倉敷に帰省した。
雪で新幹線も大幅に乱れた日だったが、途中の京都で下車して、昔、大津に住んでいた頃の友人と、京都駅構内にある伊勢丹で落ち合って数時間を過ごした。
長女は芝居をやっていて、ご主人はその演劇集団の主宰だそうで、異色の方面へ進まれたようである。
情熱を傾けられる職業に就いていることは、ご本人たちは幸せなことと思うが、親としては、お金の心配が大きいようだった。
でも、お互い家族もみな元気でいるという消息を確かめ合うことが出来た。
★
法事の当日は、倉敷の私の実家を改築してして住んでいる甥夫婦が子供を連れて、法事を行う岡山の弟の家に手伝いにやってきた。
ほのかちゃんは私が通った同じ小学校の1年生。
みんなが引き上げた後で、将棋を持ち出してきた。
いまどき将棋をやるなんて珍しいので聞いてみると、やはり私が通った高校の生徒たちが、ボランティアで将棋を教えに来てくれているということだった。
ほのかちゃんは主人と対決にのぞんだ。
ほのかちゃん流に駒の役を少し変えながら勝ちに持っていった。
たいしたものだ!
こういう知的な遊びが広まるのはいいことだ。
受験一辺倒の高校生が地元の子供たちとこのような交流を持つことはすばらしいと思う。
ボロ家を改築して住んでくれている甥たちがいるおかげで、私は少しでも故郷につながっていられることを有難く思っている。
| 固定リンク
最近のコメント