同期会のおみやげ

風邪気がすっかり消えたわけではないので、高校の同期会が終わるまでは悪くなってはいけないと思い、パソコンもメールぐらいしかやらなかった。

その日は忘れたように気分よく過ごせた。

一緒に幹事をした友達が、去年東北の被災地にボランティアで持っていったというお手玉を、全員には作りきれなかったといって、３個ずつ袋に入れてあるのを７袋 持ってきてくれた。

そしてお手玉グループで稽古しているのを実演してみせてくれた。

小学生の頃よくやっていた”おじゃみ”が懐かしく、袋もお手玉もとてもかわいらしくて、抽選で当たってとてもうれしかった。

もう一人が、９１歳になるお姉さんが趣味でずっと作り続けているという、「押し絵」を持ってきてくれていた。

これは全員がもらえたので、籤引きで番号札をとり、順々に好きなのをもらった。

私は愛嬌のある”招き猫”を選んだ。

これもほんとうにすばらしい。

私は壁に押し絵を飾り、お手玉は毎日手にとっている。

２個を交互に上げるのさえ２回までしかできない。昔も下手だったのだけれど、まずは練習して２個を上手になろう。