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2014年7月 7日 (月)

ルナの眼

猫を1週間に1、2度病院に連れて行くのは待ち時間が長いのでなんとなく忙しかった。

眼の出血痕もだんだん薄れてきたし、薬が効いて血圧も正常値に戻った。

次は1ヵ月後と言われ、1か月分の薬をもらった。

ところが、最初から眼が見えてないんじゃないかといわれていたのだが、また、「籠を目の前に置いても入っていきません。やはり眼がみえてないようです」と言われた。光には反応しているという。

家から出る時は籠に入るのを嫌がるのだが、診察が済んで籠を向けてやると、家に運んでくれると思って、自分から入っていくのだが。

2、3ヶ月前から、レトルトパックのフードを小さいお皿に入れて置いてやると、気が付かなかったりして、目の前に突きつけてやるとわかる、ということがよくあり、でもまさか眼が見えていないとは思わなかった。

猫は身軽くて、動くのに不自由しているようには、全く思えなかった。

仕方がない。自然の老化現象なのだから。

これからは、物の位置を変えないようにしてください、と言われた。

テーブルの上にトンと上がってくるのも、真っ暗な中で2階までタッタカタッタカと上がってくるのも、光と今までの感覚が確かだからのようだ。

猫には、人間に無い能力のすごいところがある。

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