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2014年7月26日 (土)

加齢黄斑変性

眼科で近所の人に出会った。

70代後半とみられるその女性は、加齢黄斑変性で、目薬の治療を受けているということだった。

検査後、盛り上がっていた部分が少し平らになった、と言われ、医者はこんなことはないんだが、と首をかしげたという。

それで、以前その治療のための注射があまりに高いので、治療をやめたと言っていた友達に、その後、どうしたか聞いてみたら、もう、一切治療はしていないということだった。

黄斑が発症するその部分は、眼球の一番奥の部分なので、薬の効き目はあまりない、注射をしても、治るわけではなく悪くならないように維持するだけ、というようなことから、片目だけだし、もう自然にまかせている。

医者には、ブルーベリーなどに含まれているアントシアニンなどのサプリメントを摂ることもいい、とすすめられたそうだが。

「もう母親も亡くなったし、順番だから・・・」

そして、このように見えるの、と、医者からもらったパンフレットを示しながら、

物を見るとき、真ん中が大きな黒い暗点となっていたり、まっすぐな柱がゆがんで見えたり、信号の色が全部白く見える。だから、メガネをかけると余計それが強くなるのでメガネもかけないことにしたという。

淡々と話していた。

まだ61歳で、どうしてこんな境地になれるのか、と私は不思議なぐらいの気持ちで聞いた。

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