オクラの糠漬け
今まで毎年のように夏の初めに出来上がった糠床を買って、糠漬けを始めながら、おいしく漬からないせいもあって、かき混ぜるのもいやになって、途中で投げ出していた。
今年は、半藤末利子さんの”夏目家の糠漬け”をならって、魚の煮汁を入れたり、糠を足すときは、大豆の変わりの乾燥おからと、トウガラシ、昆布を入れることにしたら、だんだんとおいしくなってきた。
たいていはキューリ、ナスだが、オクラが漬かりやすくておいしい。
せめてひと夏続けようと思っていたのが欲がでてきた。
涼しくなって糠漬けの季節が終わったら、糠床の上を塩で覆って、冷暗所で保存して、”これから先ずっと続けておいしくしていこう!”と思うまでになった。
ところで、食卓に出している、ラッキョウの醤油漬けは、酢漬けよりもおいしい。
たいちゃんが「これはなに?」というから、「ラッキョウがかびないようにいれてるトウガラシなんだけど、トウガラシが高いのよね」と、言った。
糠漬けに入れるからすぐなくなるので、つい口から出た。
すると、たいちゃんは「きつれがわのばあば(ママの実家)に、種をまいて作ってもらえばいいのに」と言ってくれた。
少しずつ経済観念も発達しつつあるのだな・・・と感心した。
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