切手
11月に、高校同期の人たちを誘って、熱海へ1泊旅行をする計画を立てていた。
詳しい日程を、主人にパソコンで往復はがきに印刷してもらった。
往復はがきは50円のまま、9人の人に送るには2円切手を18枚貼らなければならない。
郵便局へ行って2円切手を買って、貼ろうとしたが、私が表書きを、大きな字で書いていたので、切手を貼るための余白が少ない。
郵便局の人に「【往信】」のところが隠れてもいいですか」とたずねると、
「いやだめです。私が隠れないようにうまく貼りましょう」
と言ってくれるので、2円切手を18枚渡して、おまかせすることにした。
ついでに、私が、さっき水に浸したスポンジでしめらせた切手が、万年筆のインキをこすって、宛名が滲んでしまったので、
「字が滲まないようにお願いします」と頼んだ。
「ええ、この滲んだ字は直せませんが、あとのはうまくやりますから」
近所のなじみの局員さんだから、それに暇そうだったから、こちらも図々しくお願いした。
友達に便りを出すとき、相手に絵も楽しんでもらおうと、私たちの間ではいつも絵葉書を使う。
絵葉書は、片面の半分に相手と自分の住所・氏名を書くから、全部書き上げて切手を貼る段になって、時期とか心持に合わせて、買ってある記念切手から選ぼうとして、大きめの切手は字と重なりそうになったりする。
自分の字が下手なのはしかたがないが、切手は相手に楽しんでもらう一部でもあるから、先に切手を貼っておくのがいいようだ。
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